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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻11号

1987年10月発行

文献概要

トピックス

プロテインS

著者: 神谷忠1

所属機関: 1愛知県赤十字血液センター

ページ範囲:P.1231 - P.1232

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 プロテインSはプロテインCと同様にビタミンK依存性蛋白で,他のビタミンK依存性蛋白とその構造はよく似ており,NH2末端に約10個のγ-カルボキシルグルタミン酸(γ-Gla)を有している.この蛋白は1977年DiScipioらによりウシとヒトの血漿から分離され,発見された市(Seattle)のイニシアルをとってプロテインSと命名された.ヒト血漿中には10mg/l含まれ,分子量69,000(ヒト)の一本鎖の糖蛋白である.
 プロテインSの生理的な機能について述べるには,まず,プロテインCについて話さなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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