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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻12号

1987年11月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

喀痰検査—採取法と保存法

著者: 古田格1

所属機関: 1近畿大学臨床病理学

ページ範囲:P.1271 - P.1275

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 日常の細菌検査において喀痰検査の占める比率は,尿検査とともに高い.それは,細菌感染症のうちでも呼吸器感染症の頻度の高いことを物語っている.喀痰を検査材料とする場合は,下部気道感染症が対象となり,気管支炎や各種肺炎などが含まれる.
 呼吸器感染症は細菌に限らず各種の病原微生物,例えばマイコプラズマ,クラミジア,ウイルス,真菌や寄生虫なども感染に関与し,それぞれでさまざまな特徴のある身体所見や検査所見が得られる.このような各種病原微生物による感染症においては,感染病巣から病原微生物を証明することで診断が可能となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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