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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻12号

1987年11月発行

文献概要

検査ファイル 試薬

総カルシウム測定用試薬(o-CPC法)

著者: 佐藤悦子1

所属機関: 1(株)ヤトロン製品開発部

ページ範囲:P.1320 - P.1321

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 o-クレゾールフタレインコンプレキソン(o-CPC)法は血中総カルシウム測定法として,現在いちばん普及している測定法といえる.61年度日本医師会サーベイ,日臨技サーベイにおいても,その参加施設の約85%で使用されている.
 o-CPC法は非常に特異性が高く,鋭敏な反応であり,また操作性も非常に簡便である.特別な装置を必要とすることなく,短時間に多検体処理が可能であり,自動分析機器への適用が容易であることなどが,その普及に貢献していると思われる.しかし,非常に特異的で簡便な方法ではあるが,なお若干の問題を抱えている.精度のよい測定値を得るためには,その試薬の特性を十分考慮したうえで使用する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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