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骨髄巨核球
著者: 寺田秀夫1
所属機関: 1昭和大学内科
ページ範囲:P.1322 - P.1323
文献購入ページに移動1.概念
止血や血栓形成にたいせつな働きをする血小板は,骨髄巨核球(megakaryocyte;Mgk)の細胞質から生成される.したがってMgkの数やその血小板生成能を見ることは,血小板減少症の鑑別診断に重要である.また,その細胞が腫瘍性に増殖したものを巨核芽球性白血病と呼び,急性骨髄線維症と密接な関係を有することが知られてきた.今日,巨核球の形態学的変化やその増減を見ることは,臨床検査の分野で非常な脚光を浴びている.
止血や血栓形成にたいせつな働きをする血小板は,骨髄巨核球(megakaryocyte;Mgk)の細胞質から生成される.したがってMgkの数やその血小板生成能を見ることは,血小板減少症の鑑別診断に重要である.また,その細胞が腫瘍性に増殖したものを巨核芽球性白血病と呼び,急性骨髄線維症と密接な関係を有することが知られてきた.今日,巨核球の形態学的変化やその増減を見ることは,臨床検査の分野で非常な脚光を浴びている.
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