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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻12号

1987年11月発行

文献概要

検査ファイル 用語

骨髄巨核球

著者: 寺田秀夫1

所属機関: 1昭和大学内科

ページ範囲:P.1322 - P.1323

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1.概念
 止血や血栓形成にたいせつな働きをする血小板は,骨髄巨核球(megakaryocyte;Mgk)の細胞質から生成される.したがってMgkの数やその血小板生成能を見ることは,血小板減少症の鑑別診断に重要である.また,その細胞が腫瘍性に増殖したものを巨核芽球性白血病と呼び,急性骨髄線維症と密接な関係を有することが知られてきた.今日,巨核球の形態学的変化やその増減を見ることは,臨床検査の分野で非常な脚光を浴びている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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