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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻12号

1987年11月発行

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トピックス

FAB分類のその後

著者: 天木一太1

所属機関: 1東京都赤十字血液センター

ページ範囲:P.1328 - P.1329

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 急性白血病のFAB分類は,世界的に普及しており,症例を記載するときには必ずこの分類が付記されるようになった.この分類法は1976年の最初の提唱以来3回改訂が行われてきたが,1985年末にさらに重要な二つの改訂がなされた.一つはAML(急性骨髄性白血病)とMDS myelodysplastic syndrome(骨髄異形成症候群)についてで1),いま一つはM7骨髄巨核球性白血病についてのものである2).これらの改訂をすべて理解して鏡検することは容易ではないが,必要なことなのである.
 この解説では,詳細に及ぶことはできないが,改訂の理念とどのように行われたかについて書いておく.実際の利用には別の文献3)を用いてください.なおこの分類は世界的に同じ規則が用いられているのがよいので,自分の好みで勝手に修正してはならない.この点,日本はFAB分類の優等生であることが認められている1).なお,L1,M2などと記すのは1976年のときのみで,1980年からはL1,M2などと書くようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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