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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻13号

1987年12月発行

文献概要

病気のはなし

子宮頸管炎

著者: 二宮敬宇13 保田仁介2

所属機関: 1幸田産婦人科 2京都府立医科大学産婦人科教室 3岐阜大学産婦人科

ページ範囲:P.1352 - P.1355

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 子宮頸管の炎症(cervicitis)は感染性,非感染性ともに幅広い病因をもっている.感染性のcervicitisのほとんどが腟炎を伴っており,特に,慢性の頸管炎(chronic cervicitis)は婦人科疾患中でもっとも多く,腟炎と同様,帯下の原因としてももっとも頻度が多い.また.chronic cervicitisでは初期頸癌との肉眼的鑑別が困難な場合がみられ,安易な治療指針は慎しまねばならない.日常よくみられる疾患でありながら,病因論的研究は少ない.これは先に述べたように,複雑多岐な成因があるため,研究的アプローチが困難なためと考えられる.本稿では子宮頸管炎(infectious cervicitis)について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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