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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻13号

1987年12月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

骨格筋の電気生理学的検査

著者: 中西孝雄1

所属機関: 1筑波大学神経内科

ページ範囲:P.1363 - P.1367

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 最近,健康のためにジョギングをしている人をしばしば見受けるが,それは四肢の骨格筋が神経系の命令を受けて行われるものである.しかし,骨格筋自体が障害されたり,神経系自体が障害されたりすると,骨格筋は動きにくくなり,力が弱くなる.その際,力が弱くなった機序を確かめておくことは,臨床上診断,治療のためにぜひ必要であるが,それを機能的に検査できるのが電気生理学的検査法である.
 しかし,電気生理学的検査法を用いて骨格筋や神経系の障害部位と原因を解明するためには,まず,骨格筋を支配する神経系の解剖と生理学を知り,検査法の原理と意義を理解しておく必要がある.ここではそれらのことについて述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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