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Davidsohn吸収試験
著者: 堀井隆1
所属機関: 1順天堂大学病院中央臨床検査室
ページ範囲:P.1400 - P.1401
文献購入ページに移動 1932年にPaulとBunnell1)により報告されたPaul-Bunnell反応は,伝染性単核症(infectious mononucleosis)の患者血清中にヒツジ赤血球に対する異好抗体(heterophile antibody)が存在することを示した.その後,Davidsohnら2)は異好抗体は血清病の患者血清,正常のヒト血清(Forssman抗体)にも存在するが,煮沸したモルモット腎臓と煮沸したウシ赤血球により吸収を行うことによってこれらの抗体を鑑別できることを報告した.これがDavidsohn吸収試験である.
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