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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻13号

1987年12月発行

文献概要

検査技師のためのME講座 計測器・19

発振器(正弦波,パルス)

著者: 白井康之1 石山陽事1

所属機関: 1虎の門病院臨床生理検査部

ページ範囲:P.1417 - P.1419

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 発振器とは,電気的な振動を発生させる装置で,電気回路の試験やタイミング制御などに使われています.ME機器では心電計や脳波計などの増幅器の周波数特性を試験するのに発振器を用います.このときには周波数可変で良好な形状の正弦波を発生するものが必要です.またパルスを発生するのも発振器で,脳波や筋電図,各種誘発電位検査などに用いる刺激装置で刺激のトリガとなります.さらに各種ME機器内のコンピュータのクロックパルスを発生するのも,広い意味での発振器の応用です.このように発振器は臨床検査の分野において単独で使用することはほとんどありませんが,ME機器との組み合わせにおいて重要な役割を持っています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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