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Gardnerella vaginallsの検出
著者: 設楽政次1
所属機関: 1佼成病院臨床検査科
ページ範囲:P.1421 - P.1422
文献購入ページに移動 Gardnerella vaginalisは,GardnerとDuke(1955)が非特異性腟炎から,初めて分離して以来,多くの研究者により研究が進められ,腟炎,非淋菌性尿道炎,膀胱炎の原因菌としての報告がみられるようになった.一方,健常人からも検出されることから,病原性については長い間議論されてきたが,現在ではSTD(sexually transmitted disease:性行為感染症)の原因菌とされ,欧米では注目されている.しかし,わが国ではほとんど注目されず,本菌種の検索を臨床細菌検査に導入している施設は,かぎられているのが現状である.以下,検査法について述べる.
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