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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻2号

1987年02月発行

文献概要

技術講座 細菌

RSウイルスの検査法

著者: 目黒英典1

所属機関: 1帝京大学小児科

ページ範囲:P.141 - P.145

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 RSウイルス(respiratory syncytial virus;RSV)は小児の冬カゼの最も重要な病因である.しかし,その診断法では,補体結合反応(CF)による抗体検査が認可されているだけである.CFは有意の抗体上昇が認められれば診断的意義は高いが,残念ながら幼弱乳児のRSV感染症では抗体の上昇しない例が多く,利用価値は低い.したがって,より診断的価値の高い検査法をルチーン化し,健康保険の適応を得ることが望まれる.
 本稿では,RSVの検査のスタンダードであるウイルス分離法とプラーク減少法による中和試験を中心に述べ,新しい迅速抗原検出法を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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