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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻2号

1987年02月発行

文献概要

検査ファイル 項目

肺機能検査法

著者: 井上洋西1

所属機関: 1東北大学医学部第一内科

ページ範囲:P.176 - P.177

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1.スパイログラム
 1)最大出入り可能な肺内のガス量(肺活量;VC),および最大吸気位から強制呼出時に1秒間で呼出可能なガス量を求める.肺へのガスの出入量はスパイログラムの空気の出入量から求める.
 2)まず,ノーズクリップで鼻からのガスの出入りを遮断し,マウスピースを通じてスパイロメーター内の空気を呼吸する.ベルの上下に応じて接続したペンが降昇し,時間軸に対して肺気量の変化を記録する.VCは最大吸気位(TLC)から最大呼気位(RV)まで呼出したガス量である.1秒量(FEV1.0)は最大吸気位から,強制呼気により1秒間に呼出しえた肺内ガス量である.一方,FEV1.0の肺活量に対する比(FEV1.0/VC×100,%)を1秒率と呼ぶ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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