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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻2号

1987年02月発行

文献概要

ザ・トレーニング

選択培地に発育しない細菌1—Salmonella,ShigellaおよびVibrioについて

著者: 坂崎利一1

所属機関: 1国立予防衛生研究所

ページ範囲:P.187 - P.190

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問題1 選択培地とはどのような培地か.
〈解説〉
 いろいろの菌の混在する検体から,ある特定の菌を分離するために,その菌には無害で,他の菌には有害な物質を加え,目的の菌だけが発育するように工夫した培地を選択培地という.腸管,上部気道,外部性器のような本来多種類の菌が正常フローラとして存在する部位からの検体や,食品,土壌,水などの環境検体からの特定病原菌の検出は,単に臨床医学のみならず,公衆衛生,食品衛生上重要で,それらの手段として各種の選択培地が考案され,大きく役立っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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