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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻3号

1987年03月発行

文献概要

病気のはなし

橋本病

著者: 仁瓶禮之1

所属機関: 1浜松医科大学第三内科

ページ範囲:P.212 - P.216

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 橋本病は,慢性甲状腺炎として1912年に九州大学の橋本策1)によって記載された疾患で,甲状腺組織へのリンパ球の浸潤,リンパ濾胞の形成などとともに,濾胞上皮細胞の変性,萎縮,間質の増成,繊維化を伴った組織像を示し,橋本はstruma lymphomatosaと命名した.
 1959年Woolner2)は,慢性甲状腺炎の多数例につきその組織像を検討し,甲状腺全体に病変の見られる"び漫性型"のほかに,甲状腺の一部分にのみ病変の認められる"限局性型"のあることを認め,これらを合わせて橋本病とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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