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最近,わが国においても,ヒト・インターフェロン(IFN)の臨床応用研究が進み1),その薬物動態の研究や,感染症のウイルス学的診断の補助手段として血中IFNを測定する試みがなされている2).血中のIFNの力価測定は,現在一般に広く用いられている抗ウイルス活性を利用した方法で測定することができる.実際の測定法に関しては参考文献3)に詳細に記載されているので,それを参考にされたい.ここでは,特に血清サンプル中のIFN測定に関して注意すべき事項について述べる.
血中IFNを測定する場合は,次のように目的によっていろいろな場合が想定される.すなわち,①種々の感染症および原因不明疾患の血液中のIFNを調べる,②IFNを投与したヒトまたは動物のIFNの血中動態を調べる,③IFNインデューサを投与したヒトまたは動物で産生された血中のIFNを調べる,などである.これらのどれに該当するかで,測定に用いる血清に関して留意すべき事がらが異なってくる.
血中IFNを測定する場合は,次のように目的によっていろいろな場合が想定される.すなわち,①種々の感染症および原因不明疾患の血液中のIFNを調べる,②IFNを投与したヒトまたは動物のIFNの血中動態を調べる,③IFNインデューサを投与したヒトまたは動物で産生された血中のIFNを調べる,などである.これらのどれに該当するかで,測定に用いる血清に関して留意すべき事がらが異なってくる.
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