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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻3号

1987年03月発行

文献概要

りんりんダイヤル

75g負荷曲線の判定について

著者: 宇都宮一典1 池田義雄1

所属機関: 1東京慈恵医大第3内科

ページ範囲:P.277 - P.277

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問 ブドウ糖75g負荷曲線は,正常者,糖尿病患者ともほぼ山なりの曲線になるはずですが,当院において,投与前-30分-60分-120分-180分:90-180-120-185-73(mg/dl)このような,山なりでない結果が出ました.60分と120分の入れ違いも考えられますが,このような曲線を描く症例もあるのでしょうか.(長崎 T生)
答 ご質問の経口ブドウ糖負荷試験75g法における血糖曲線は,負荷後60分でいったん低下した血糖値が,120分で再上昇し,180分で再び低下を示しています.日本糖尿病学会の75g法判定基準に照らし合わせると,この血糖曲線は境界型と判定されます.WHO(1980)では,耐糖能障害(IGT)に属することになります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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