文献詳細
臨床生理検査と技術 Ⅳ 超音波検査
文献概要
はじめに
超音波心臓検査法(以下,心エコー図法)の有用性については,いまさらあらためていう必要もないほど広く認められ1〜2),非観血的診断法として必要不可欠な検査法となってきている.現在の心エコー図法は,断層法を中心としてMモード法を計測に,血流観察にDoppler法を利用するという三つの手法の総合で最終診断がなされている.したがって,検査を実施する際はこれらの方法の得失を十分に理解し,目的に応じて使い分ける必要がある.
本稿では心エコー図法の中心的存在である断層法について,その概略を述べる.
超音波心臓検査法(以下,心エコー図法)の有用性については,いまさらあらためていう必要もないほど広く認められ1〜2),非観血的診断法として必要不可欠な検査法となってきている.現在の心エコー図法は,断層法を中心としてMモード法を計測に,血流観察にDoppler法を利用するという三つの手法の総合で最終診断がなされている.したがって,検査を実施する際はこれらの方法の得失を十分に理解し,目的に応じて使い分ける必要がある.
本稿では心エコー図法の中心的存在である断層法について,その概略を述べる.
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