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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻5号

1987年04月発行

文献概要

臨床生理検査と技術 Ⅳ 超音波検査

[6]超音波Doppler法

著者: 小牧宏一1

所属機関: 1日本大学医学部第2内科

ページ範囲:P.491 - P.494

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超音波Doppler法の基礎
 1)超音波Doppler法の歴史
 超音波Doppler法が,1956年に里村らによって開発され,30年が経過した.当初は連続波Doppler法が用いられ,主に表在血管の血流計測にその応用が限られていた.この十数年の間にパルスDoppler法などの距離分解能を有する方式の開発が進められ,コンピューター処理技術の向上で断層心エコー画像の中に,実時間でDoppler信号を組み込むことができるようになり,飛躍的にその診断能力は向上した.
 2)超音波Doppler法の原理
 Doppler効果とは,近づく音源から得られる音の周波数は高く偏位し,遠ざかる音源から得られる音の周波数は低く偏位することである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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