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臨床生理検査と技術 Ⅳ 超音波検査 [8]超音波断層法
1 基本走査法
著者: 丹生谷徹1
所属機関: 1春日部市立病院検査科
ページ範囲:P.503 - P.505
文献購入ページに移動はじめに
超音波は物理学的性質上,気体(生体内では肺ガス,消化管ガス)や,骨などの固い物質は超音波の減衰や反射が著しく,その物質内を超音波は透過しない.したがって腹部領域を走査する際,これらを避けながら,しかも十分に広い視野が得られる部位に探触子を当てる必要がある.
現在繁用されている診断装置はリアルタイム断層装置であり,ほかに静止画像表示の接触複合走査装置がある.この装置はリアルタイム断層装置に比して広い視野が得られるという利点があるものの,走査手技に高度の熟練度を必要とし,またリアルタイム性に欠けるため細かな情報が得にくいという欠点がある.
超音波は物理学的性質上,気体(生体内では肺ガス,消化管ガス)や,骨などの固い物質は超音波の減衰や反射が著しく,その物質内を超音波は透過しない.したがって腹部領域を走査する際,これらを避けながら,しかも十分に広い視野が得られる部位に探触子を当てる必要がある.
現在繁用されている診断装置はリアルタイム断層装置であり,ほかに静止画像表示の接触複合走査装置がある.この装置はリアルタイム断層装置に比して広い視野が得られるという利点があるものの,走査手技に高度の熟練度を必要とし,またリアルタイム性に欠けるため細かな情報が得にくいという欠点がある.
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