文献詳細
臨床生理検査と技術 Ⅴ 脳波検査
[8]脳波検査の応用
文献概要
ポリグラフィー(polygraphy)とは,同時に数種類の生体現象を記録する手法である.中でも脳波を中心とするポリグラフィーは,睡眠の内容を客観的に観察できる唯一の方法として睡眠障害の検査および研究に利用されてきた.そして,1968年にA.RechtschaffenとA.Kalesにより『睡眠脳波アトラス』1)が出版されて,それまでまちまちであった睡眠段階の判定がそれに準じて統一された.
脳波を主要素とするポリグラフィーの手法は,睡眠を中心とする臨床医学の検査および研究,それに心理生理学,労働医学,生活環境医学,体育生理の研究などに幅広く利用されている.この項では睡眠ポリグラフィーの手技を中心に述べる.
脳波を主要素とするポリグラフィーの手法は,睡眠を中心とする臨床医学の検査および研究,それに心理生理学,労働医学,生活環境医学,体育生理の研究などに幅広く利用されている.この項では睡眠ポリグラフィーの手技を中心に述べる.
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