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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻5号

1987年04月発行

文献概要

臨床生理検査と技術 Ⅵ 筋電図検査

[4]誘発筋電図

著者: 園生雅弘1 宇川義一2

所属機関: 1国立療養所下志津病院神経内科 2東京大学医学部附属脳研究施設神経内科

ページ範囲:P.581 - P.587

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総論
 1.誘発筋電図の概念
 通常の針筋電図,および表面筋電図は,安静時もしくは,随意または不随意の収縮時の筋肉の自然な活動を記録するものである.これに対し誘発筋電図とは,神経系にある人為的な刺激を外部から与えたときの,効果器としての筋肉の反応性の活動を記録するものである.この誘発筋電図は,図1に示したように,刺激(stimulus)と反応(response)の関係において,いくつかに分類される.
 第一は,末梢の運動神経を直接刺激するもので,刺激と反応の間には,神経筋接合部以外のシナプスを介さない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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