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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻5号

1987年04月発行

臨床生理検査と技術 わだい

新しい呼吸機能測定装置—Gould 2400,2800

著者: 毛利昌史1

所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.605 - P.605

文献概要

■Gould 2400(図左)
 Gould 2400は米国グールド社の自動呼吸機能検査装置(日本での販売代理店はチェスト〔株〕)で,フローボリューム(FV)曲線,肺気量,肺気量分画,最大換気量,および肺拡散能の測定ができる.気量(3lの校正用シリンジを使用)および標準ガスによる濃度の校正は各測定前に自動的に行うことが可能で,測定曲線や結果の印刷表示とディスク保存も可能である.
 機能的残気量と拡散能の測定には,それぞれヘリウム閉鎖回路法(熱伝導型He計)およびCO1回吸入法を採用しているので,従来の測定データとの比較については特に問題ない.FV曲線など強制呼出曲線の測定にはBenedict-Roth型呼吸計と同じwater seal法を採用しているが,周波数特性を上げるために体積8.75lの軽いドラムを用い,気量はポテンショメーターにより測定している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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