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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻6号

1987年05月発行

文献概要

技術講座 生理

アーチファクトと対応法3—超音波

著者: 南里和秀1

所属機関: 1東海大学病院中央検査部

ページ範囲:P.722 - P.726

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 超音波検査はX線検査に比し,無侵襲で比較的容易に操作できる利点がある.また,詳細に生体構造を観察することが可能であるため,現在急速な発展を示している診断法である.安価で高性能の装置が開発されたことも普及の一因である.しかし,超音波装置の操作自体,手軽であるため,実際の手技,診断自体に重点が置かれ,基礎的原理などはおろそかになりがちなのが現状である.しかし,超音波診断を行うに当たり,画像に影響を与え,種々の誤診を招くようなアーチファクトを含めた問題点が存在することも事実である(表).したがってそれらを熟知していないと的確な診断は望めない.そこで,より正確な検査を行うための一助となる意味で,基本的なアーチファクトとその対応法についてまとめてみた.
 アーチファクトの成因には種々あるが,基本的な事項を,①検査手技上の要因,②物理的要因に大別し,以下その具体的な問題点と対応について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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