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DNAの魅力に引かれて—DNA学のすすめ—躍動する生命の二重らせん—柳田 充弘 著
著者: 山田三枝子1
所属機関: 1長野赤十字病院中央検査部
ページ範囲:P.800 - P.800
文献購入ページに移動 もう2年も前のことになりますが,"Human B lymphocyte ontogeny and related irnmunoproliferative disorders"という英文を訳してみましょうというグループが,検査室内にできました.若い人たちにとってはつい最近まで学校で英語を勉強していたわけですから,それほどたいへんなことではないでしょうが,私は英語から離れてもう16年たっておりました.辞書を片手に久しぶりに英文に出会ったことが,後になってみると私にとってDNAの魅力に引かれて行くきっかけとなりました.
英文によると,抗体の多様性がDNAレベルで解明され,V. D. J. C領域でのDNAの再構成が行われること,そしてわずか300個の遺伝子領域の連結から180億種類の抗体が合成されることなどが述べられ,私にとっては固定的なDNAの考えかたから脱皮しなければならないものとなりました.そんなときこの『DNA学のすすめ』に出会ったのです.
英文によると,抗体の多様性がDNAレベルで解明され,V. D. J. C領域でのDNAの再構成が行われること,そしてわずか300個の遺伝子領域の連結から180億種類の抗体が合成されることなどが述べられ,私にとっては固定的なDNAの考えかたから脱皮しなければならないものとなりました.そんなときこの『DNA学のすすめ』に出会ったのです.
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