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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻7号

1987年06月発行

文献概要

検査ファイル 項目

チトクローム・オキシダーゼテスト

著者: 横澤光博1

所属機関: 1東京共済病院央検査科

ページ範囲:P.840 - P.841

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 分離菌がだいたいどの菌属に分類されるのかを知るのに有用なテストの一つに,チトクローム・オキシダーゼテスト(以下,オキシダーゼテスト)がある.
 主にNeisseria属の同定と好気性・通性嫌気性グラム陰性桿菌の鑑別に用いられる.オキシダーゼテストは最初各種の菌が混合した培養の中からNeisseria属菌を拾うためにGordonとMcLead(1928)によって考案されたテストであるが,これが広範囲に応用されるようになったのは,Kovacs(1956)がPsezadomonasを腸内細菌から鑑別するために考えたテストに端を発しており,現在ではVibrio属,Campylobacter属,Aeromonas属など多種類のグラム陰性菌を同定するためにまず最初に行う重要なテストとなっている(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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