文献詳細
文献概要
検査ファイル 機器
ミクロトーム
著者: 吉元真1
所属機関: 1帝京大学溝口病院中央検査部
ページ範囲:P.842 - P.843
文献購入ページに移動1.目的,原理
光学顕微鏡下で組織診断をする場合,病変部を切り出したままの厚さでは透過光線を十分に通すことができない.組織片に固定,脱水,包埋の操作を加えて一定の硬さを与えた後,組織片を染色する目的に応じて薄く切る(通常3〜5μm)操作を薄切といい,これに使用する機械をミクロトームという.
原理は,ミクロトーム刀または組織ブロックを完全に固定し,他方をつねに同一平面上で安定した往復運動を繰り返すことにより,微調整された厚さの切片が得られる.
光学顕微鏡下で組織診断をする場合,病変部を切り出したままの厚さでは透過光線を十分に通すことができない.組織片に固定,脱水,包埋の操作を加えて一定の硬さを与えた後,組織片を染色する目的に応じて薄く切る(通常3〜5μm)操作を薄切といい,これに使用する機械をミクロトームという.
原理は,ミクロトーム刀または組織ブロックを完全に固定し,他方をつねに同一平面上で安定した往復運動を繰り返すことにより,微調整された厚さの切片が得られる.
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