icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻7号

1987年06月発行

Letter from Abroad 海外で活躍する日本の検査技師

青年海外協力隊員として—スリランカ1

著者: 石原美子1

所属機関: 1国立医科学研究所(MRI)

ページ範囲:P.846 - P.847

文献概要

■現地入り当日からカルチャーショックに
 私が青年海外協力隊の合格通知を受け取ったのは,1984年夏のことでした.合格通知に記された派遣予定国はスリランカ.インド洋上に浮かぶ島国,日本ではセイロン紅茶(オレンジペコ)で有名な国です.青年海外協力隊は,「開発途上地域の住民と一体になって当該地域の経済及び社会の発展に協力する」ということを目的に,日本青年が開発途上国において活動しています.現在,派遣国は32か国,その数は増えつつあります.合格後は約3か月間の訓練(語学・保健衛生など)を受け,晴れて隊員となり任国への派遣となります.
 私がスリランカへ到着したのは1985年4月,一年中でいちばん暑い時期でした.これから私たちの2年間がここで始まるのです.同期隊員は私を含め14名,そのうち5名が臨床検査技師(安食愛彦,足利アヤ子,有馬まゆみ,立岡清子の各隊員と私)です.同職種としては初めての派遣で,先輩隊員もおらず,この国の医療レベルなどの情報も得られないまま現地入りをした私たちでした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら