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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻7号

1987年06月発行

文献概要

検査技師のためのME講座 計測器・13

血液凝固測定装置(1)フィブリン析出を凝固終末点とする凝固時間測定機器

著者: 佐守友博1 藤巻道男2

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院臨床検査部 2東京医科大学臨床病理学

ページ範囲:P.857 - P.859

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 近年の急速な血液凝固学の進歩に伴い,凝固反応自体の生化学的レベルでの解析が可能となったため,凝固反応を全体的にとらえる凝固時間の測定以外にも,各種凝固関連因子の測定,凝固過程における反応産物の測定と,血液凝固検査自体に多岐にわたる項目が加わった1).そして,ほとんどの凝固検査が現在では機器で測定でき,一概に血液凝固測定装置といっても,それぞれの検査項目に対応した装置が考案されている.今回,特にフィブリン析出を凝固の終末点として測定する凝固時間測定装置について,凝固反応を理解するための基礎的知識と併せて,その測定原理を概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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