文献詳細
文献概要
トピックス
レセプター病
著者: 森徹1
所属機関: 1京大分子病診療学
ページ範囲:P.861 - P.862
文献購入ページに移動 ホルモンなど活性物質は,細胞の特異的なレセプターに結合して,その作用を細胞に伝達する.レセプターに異常があると,物質が血中に存在しても作用が発揮されず病的状態を起こす.このような疾患をレセプター病と呼ぶ.最近の進歩によって,既知のレセプターについては遺伝子工学やモノクローナル抗体の利用によって,次々とその構造や機能の詳細が解明されている.また,レセプターの概念も広く考えられるようになり,新しい疾患や病態が注目されつつある.
掲載誌情報