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けんさアラカルト
尿沈渣所見の記載法について
著者: 稲垣勇夫1
所属機関: 1木曽川病院検査科
ページ範囲:P.904 - P.904
文献購入ページに移動まず赤血球はもっとも重要な成分であるが,その実数算定はおおよそ強拡大(400倍,hpf)1視野50個程度までであり,それ以上は多数と表現されることが多い1).これは血尿の程度が病気の重症度または活動性をほとんど反映しないので2),臨床側でもおおむねそれで了解されているようである.しかし,肉眼的血尿と顕微鏡的血尿との区別は必要であり,肉眼的血尿は400〜500個以上/hpf(最低でも200個以上)であるので,ある程度までの概数または記号記載が妥当と考えたい.
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