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β2-マイクログロブリン
著者: 池田清子1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学病院中央検査部
ページ範囲:P.920 - P.921
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β2-ミクログロブリン(β2-microglobulin:β2-m)は,1968年にBerggårdとBearnによって,主にWilson病や慢性カドミウム中毒患者の尿から分離精製された.
構造と性状:β2-mの分子量は約11800dalton,沈降定数1.6S,pH7の1mo1/l溶液は280nmで吸光度が19850である.ヒトのβ2-mは100個のアミノ酸から構成されていて,Cunninghamらは最初のデータを一部訂正し,図1に示す一次構造を確立した1).糖は含んでいない.一本鎖でできたポリペプチドである.
β2-ミクログロブリン(β2-microglobulin:β2-m)は,1968年にBerggårdとBearnによって,主にWilson病や慢性カドミウム中毒患者の尿から分離精製された.
構造と性状:β2-mの分子量は約11800dalton,沈降定数1.6S,pH7の1mo1/l溶液は280nmで吸光度が19850である.ヒトのβ2-mは100個のアミノ酸から構成されていて,Cunninghamらは最初のデータを一部訂正し,図1に示す一次構造を確立した1).糖は含んでいない.一本鎖でできたポリペプチドである.
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