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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻9号

1987年08月発行

文献概要

技術講座 細菌

細菌検査の自動化1—VITEK Systems

著者: 山根誠久1

所属機関: 1熊本大学中央検査部

ページ範囲:P.1011 - P.1016

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 従来,AutoMicrobic System(AMS)と呼ばれた自動細菌検査装置は1,2)いくつかの改良,特にデータ処理のソフトウェアでの拡充がなされて,現在ではVITEK Systems(バイテックシステム)として市販されるようになった.既存のAMSは一部そのソフトウェアを換えることによってバイテックシステムと同じ機能をもたせることができる.表1にまとめたように,同種の機器として現在7種類が使用されているが,基本的な検査機能,操作性に関してはほとんど共通している.臨床細菌検査では,①尿中細菌定量・簡易同定,②生化学反応による菌種同定,③薬剤感受性試験の三つの検査機能が利用でき,システム構成は将来へ向けた総合的な微生物検査自動機器としての可能性を考慮して設計されている.
 バイテックシステムとして総称される自動細菌検査装置は現在,アメリカ合衆国,カナダ,スペイン,イタリア,フランスなど全世界で約1000施設が使用しており.わが国では昭和62年3月現在45施設が導入している3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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