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ハイパーサーミア治療のその後
著者: 菊地眞1
所属機関: 1防衛医大医用電子工学
ページ範囲:P.1062 - P.1062
文献購入ページに移動 ハイパーサーミア(hyperthermia)とは高温状態における温熱生理全般をさすが,ここでは癌治療の観点に絞って解説する.ハイパーサーミアと癌の問題についてはすでに本誌(Vol 12,No. 4,1984)でトピックスとして取り上げており,細胞生物学的メカニズム,加温装置,測温方法などを概説した.ここでは主として,その後の臨床の状況を中心としてその現況について述べることにする.
前回取り上げられた直後の1984年11月には日本ハイパーサーミア学会が設立され,現在では学会員がほぼ千名を超えるまでになっている.日本ハイパーサーミア学会QA(Quality Assurance)委員会(委員長・菊地眞)が中心となり1986年6月から8月にかけて,「ハイパーサーミア用加温装置と使用状況に関する調査」と題して全国的なアンケート調査を実施して,ハイパーサーミア癌治療の現状をまとめている1).その結果から主な点を拾い出すと,以下のようになる.
前回取り上げられた直後の1984年11月には日本ハイパーサーミア学会が設立され,現在では学会員がほぼ千名を超えるまでになっている.日本ハイパーサーミア学会QA(Quality Assurance)委員会(委員長・菊地眞)が中心となり1986年6月から8月にかけて,「ハイパーサーミア用加温装置と使用状況に関する調査」と題して全国的なアンケート調査を実施して,ハイパーサーミア癌治療の現状をまとめている1).その結果から主な点を拾い出すと,以下のようになる.
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