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技術講座 血液
網赤血球数の測定法
著者: 新谷和夫1
所属機関: 1関東逓信病院付属医用情報研究所血液研究部
ページ範囲:P.33 - P.36
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網赤血球は骨随から末梢へ入ったばかりの幼若赤血球であり,ニューメチレン青などの色素で超生体染色をすると内部に網状,点状の構造物が存在することがわかる.成熟赤血球より大型で低比重でありギムザ染色では青染性を示す傾向はあるが,確実に算定するには超生体染色法によらなければならない.
本文では超生体染色法の術式を解説したので,これによって正確な測定ができるよう平素から実習しておくことが望ましい.しかし用手法の再現性は低いので,高値の場合は別として低値検体では再検して確認する必要がある.このように再現性の低い検査ではあるが,骨髄の造血機能を見る指標としては大きな臨床的意義をもっている.そこで自動化によって再現性を向上させる試みもあることを紹介したが,自動化法でもフローサイトメトリー法は検出原理が異なるので,超生体染色による網赤血球数とまったく同一には考えられない.
網赤血球は骨随から末梢へ入ったばかりの幼若赤血球であり,ニューメチレン青などの色素で超生体染色をすると内部に網状,点状の構造物が存在することがわかる.成熟赤血球より大型で低比重でありギムザ染色では青染性を示す傾向はあるが,確実に算定するには超生体染色法によらなければならない.
本文では超生体染色法の術式を解説したので,これによって正確な測定ができるよう平素から実習しておくことが望ましい.しかし用手法の再現性は低いので,高値の場合は別として低値検体では再検して確認する必要がある.このように再現性の低い検査ではあるが,骨髄の造血機能を見る指標としては大きな臨床的意義をもっている.そこで自動化によって再現性を向上させる試みもあることを紹介したが,自動化法でもフローサイトメトリー法は検出原理が異なるので,超生体染色による網赤血球数とまったく同一には考えられない.
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