文献詳細
文献概要
検査ファイル 試薬
ピロガロールレッド法による微量蛋白質定量試薬
著者: 渡辺信子1
所属機関: 1東京大学病院中央検査部
ページ範囲:P.50 - P.51
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今日,日常検査として尿や髄液の微量蛋白質の定量は広く行われており,その依頼件数も多い.本定量試薬は微量蛋白質の定量用として,また多数検体処理のため自動分析機への適用を目的として近年開発されたもので,色素-金属イオン-蛋白質との錯体形成による発色反応という新しい原理に基づいている1).感度が高く,試料は50μlで1〜260mg/dlまで測定できるので,検体量の少ない髄液の蛋白質定量にも有用である2).
今日,日常検査として尿や髄液の微量蛋白質の定量は広く行われており,その依頼件数も多い.本定量試薬は微量蛋白質の定量用として,また多数検体処理のため自動分析機への適用を目的として近年開発されたもので,色素-金属イオン-蛋白質との錯体形成による発色反応という新しい原理に基づいている1).感度が高く,試料は50μlで1〜260mg/dlまで測定できるので,検体量の少ない髄液の蛋白質定量にも有用である2).
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