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フローサイトメトリーによるツー・カラー分析
著者: 中原一彦1
所属機関: 1東京大学臨床検査医学
ページ範囲:P.54 - P.54
文献購入ページに移動 本誌の表紙に1月号より12回にわたり掲載される,フローサイトメトリーによるツー・カラー分析のカラー表示について説明をしておく.
細胞表面抗原すなわち表面マーカーの検索は,各種疾患の診断および病態解明のためにたいへん重要である.多くのモノクローナル抗体と,それと相まって開発され普及したフローサイトメトリーにより,表面マーカー,とりわけリンパ球を含めた白血球のマーカー分析は多くの施設でほぼルーチンの検索となっている.従来,主として行われてきたのは,シングル・カラー,すなわち緑色蛍光色素であるFITC 1色を用いて染色分析されたものであった.シングル・カラーはもちろん多くの情報を提供してくれ,それのみでたいへん重要ではあるが,近年2色の蛍光色素を用いたツー・カラー染色(二重染色)が容易にできるようになり,従来のシングル・カラー分析よりさらに詳細な分析が可能になった.
細胞表面抗原すなわち表面マーカーの検索は,各種疾患の診断および病態解明のためにたいへん重要である.多くのモノクローナル抗体と,それと相まって開発され普及したフローサイトメトリーにより,表面マーカー,とりわけリンパ球を含めた白血球のマーカー分析は多くの施設でほぼルーチンの検索となっている.従来,主として行われてきたのは,シングル・カラー,すなわち緑色蛍光色素であるFITC 1色を用いて染色分析されたものであった.シングル・カラーはもちろん多くの情報を提供してくれ,それのみでたいへん重要ではあるが,近年2色の蛍光色素を用いたツー・カラー染色(二重染色)が容易にできるようになり,従来のシングル・カラー分析よりさらに詳細な分析が可能になった.
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