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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻1号

1988年01月発行

文献概要

トピックス

活性ビタミンDの抗腫瘍作用

著者: 本間良夫1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター研究所

ページ範囲:P.63 - P.64

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 ビタミンDが骨の代謝,カルシウム代謝に対する効果以外に,細胞の分化誘導にも関係することが発見され,ビタミンDの研究に大きな進歩をもたらした1)
 いくつかの白血病細胞は分化成熟すると,その細胞増殖能や造腫瘍性を失う.このことは,分化誘導による制癌の可能性を示唆している.生理活性物質であるビタミンDが骨髄性白血病細胞の効果的な分化誘導物質として作用することが判明したので,上記のようなメカニズムでビタミンDが抗腫瘍効果を示すかたいへん興味の持たれるところである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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