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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻10号

1988年09月発行

文献概要

けんさアラカルト

尿沈渣の標準化の現状

著者: 島田勇1

所属機関: 1自治医科大学附属病院臨床病理部

ページ範囲:P.1138 - P.1138

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 尿沈渣とは,尿中に含まれる有形成分を遠心濃縮し,その一部で標本を作り,鏡検によって沈渣成分の種類と量を見る検査である.つまり,尿沈渣は形態学的な検査と定量的な検査の両面を持っている検査といえる.また,尿沈渣はその検査の性質から,検査室において臨床検査技師が行う場合と,各診療科において医師がみずから行う場合とがある.このように,尿沈渣はその検査の特性および検査が行われてきた背景から,他の臨床検査に比べて標準化に関しては立ち遅れているといえる.
 尿沈渣の標準化は,標本の作製,沈渣成分の分類,成績の表現に大別することができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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