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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻10号

1988年09月発行

技術講座 生化学

血糖測定における解糖阻止剤の使いかた

著者: 中島弘二1

所属機関: 1聖路加看護大学

ページ範囲:P.1150 - P.1154

文献概要

サマリー
 従来の血糖測定用解糖阻止剤NaFは解糖阻止が発揮されるまでに2時間かかり,平均8mg/dlのグルコース値の低下がみられる.これに対し,ここでは新しい解糖阻止法としてpH低下法とD-マンノース法について紹介した.pH低下法は24時問までほとんどグルコース低下はなく,D-マンノース・NaF併用法も同等の成績を示した.D-マンノースを単独で使用することにより,作用時間は短いが,電解質など他の生化学検査用のサンプルとしても使用でき,従来の阻止剤にはない利点がみられた.それぞれの方法の問題点,注意点についても述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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