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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻10号

1988年09月発行

文献概要

技術講座 輸血

日臨技輸血検査標準法2—Rh式血液型判定法

著者: 冨田忠夫1

所属機関: 1大阪府北大阪赤十字血液センター・技術部

ページ範囲:P.1155 - P.1159

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サマリー
 輸血を行う場合,受血者,供血者ともにABO型,Rh(D)型は必ず検査し,同型の血液を準備して交差適合試験を行い,適否を確認した後,輸血が行われる.特にD抗原は,抗D血清との反応からD陽性,Du陽性,D陰性に大別され,最近はD陰性の中にDelの存在することも明らかになってきた.D抗原は輸血だけでなく,母児血液型不適合の原因にもなるが,抗D免疫グロブリン製剤の普及で,妊娠による抗D産生は減少している.Rh式血液型の中で日本人に特徴的なことは,不規則抗体"抗E"が輸血歴,妊娠歴のある人にしばしば見いだされることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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