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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻10号

1988年09月発行

文献概要

技術講座 細菌

細菌検査における精度管理

著者: 菅原和行1

所属機関: 1長崎大学医学部付属病院検査部細菌室

ページ範囲:P.1160 - P.1165

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サマリー
 臨床細菌検査における精度管理では,検査成績の管理もさることながら,プロセス管理がもっとも重要である.なぜならば,各プロセスでの誤差発現を確認しながら作業を進行しないと,細菌検査では後日に誤差が発見されても同一状況下での再検査は不可能である.また,効率的なプロセス管理を実施するためには,現況の細菌検査に潜む根本的問題点を冷静に観察し,患者,検体,菌株,環境,資材および技術管理と管理内容を系統別に分類し,総合的に管理するのがよい.実際的作業としては適切な菌株数を選び,誤差発生の予測は不可能なため,可能ならば毎日実施するほうが高い成果が得られる.また,諸種の状況変化を詳細に記録する習慣が大事である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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