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マイクロタイター法のポイント
著者: 岩田進
所属機関:
ページ範囲:P.1165 - P.1165
文献購入ページに移動マイクロプレートの材質や判定の"目"は仕方ないとしても,洗いかたが悪いと長い間には血清蛋白がプレート面に吸着し感作血球の落ちが悪くなり,本来の陰性像が偽陽性像または陽性像になってしまう.そこでこの洗いかたであるが,まずゴムホースにジョウロの先をつけたものを蛇口につけ,これで判定後のプレートをよーく水洗いする.それから洗剤につけるわけだが,洗剤につけるとき,よく水切りすることがコツである.プレートの孔に水が入ったまま洗剤液に浸すと,洗剤液が孔に入りにくくなり,洗浄効果が上がらず検査結果に影響することになってしまう.洗剤は特にどれでなければというものではないが,できれば蛋白分解酵素が入っているもの,泡ぎれのよいものが望ましい.もちろん最後の水洗いはよーくするよう努めたい.
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