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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻10号

1988年09月発行

文献概要

検査ファイル 項目

血中フルクトサミン

著者: 佐藤春枝1 石井秀和1

所属機関: 1前橋赤十字病院臨床検査部

ページ範囲:P.1188 - P.1189

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 糖は蛋白質やアミノ酸などのアミノ基を有する物質と非酵素的に結合するが,この過程で,糖のカルボキシル基とアミノ基はアルミジンとなり,アマドリ転移を経て,安定したケトアミンとなる.生体内では,これらの反応の生成物はglycosylated albuminまたはglycosylated proteinとしてよく知られている.
 最近glycosylated proteinの新しい測定法として,簡便な比色定量法が報告され1,2),この方法によって測定されるグリコシル化蛋白は,その糖鎖がフルクトース構造をとることから,フルクトサミンと命名された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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