icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻10号

1988年09月発行

検査ファイル 項目

結核菌の迅速培養

著者: 山根誠久1

所属機関: 1熊本大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.1190 - P.1191

文献概要

 抗酸菌の検出には,検鏡検査と培養検査がある.検鏡検査は迅速性に優れるものの検出感度で劣り,陽性と判定するには通常10000個/ml以上の菌濃度が必要である.他方,培養検査は最小検出感度が10〜100個/mlと優れているが,反面,迅速性には劣る.結核菌の迅速培養が今後の課題として残されており,ここでは,①検体の前処理(濃縮),②培地,③自動機器,の三つの点から迅速培養へのアプローチを紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら