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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻10号

1988年09月発行

文献概要

検査ファイル 機器

ラテックス免疫凝集反応測定装置

著者: 今野稔1

所属機関: 1横浜市立大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.1192 - P.1193

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 微量高感度測定法としては,ラジオイムノアッセイ(RIA)やエンザイムイムノアッセイ(EIA)などがあるが,ラテックス免疫凝集反応測定法はそれらに次ぐ感度を持つとともに,RIAやEIAにおいて必要な結合型,遊離型の分離操作が不必要なホモジニアスな測定系であることが特徴である.したがって,ホモジニアスEIAと同様に迅速に結果が得られ,高速で多数検体を自動測定することができる.測定対象物質はμg/dlレベルの蛋白成分が主であり,CRP,RF,ASOや腫瘍性蛋白などの測定に威力を発揮しているが,今後HB抗原などの測定が可能になればCRPなどとともに緊急検査法としてもその有用性が高まるものと期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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