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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻10号

1988年09月発行

文献概要

トピックス

Corynebacterium group JK

著者: 奥住捷子1

所属機関: 1東大病院中検

ページ範囲:P.1209 - P.1209

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 Corynebacterium group JKは,compromised hostに重症感染症を引き起こすものとして注目を浴びている.
 顆粒球減少時の白血病の患者の血液から長期間にわたり検出された多剤耐性のCorynebacteriumが,1976Handeらによって報告された1).その後,心臓外科患者の心内膜炎の原因菌として報告があり,また担癌患者の敗血症や創傷部,膿瘍などからの検出例の報告があり注目を集めた.CDC(Centers for Disease Control)での研究によりCorynebacterium groupJKとして1979年Rileyらによって発表された2).このときの試験菌株は95株で,その内訳は,血液53,尿生殖器11,髄液9,創傷4,肺病巣3,目2,腹膜2,股関節部9,その他6,不明3であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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