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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻11号

1988年10月発行

検査法の基礎理論

生体の物性5—光

著者: 金井寛1

所属機関: 1上智大学理工学部

ページ範囲:P.1236 - P.1241

文献概要

サマリー
 生体の無侵襲計測に光が広く使われようとしているが,生体の光学特性にはまだわからない点が多い.中でも,生体の不均質に起因する光散乱については,理論的な解析も実験的な解析も困難である.
 本稿では,まず生体の光学特性を概説し,次に生体の光学特性の一例として血液による光散乱,特に流れの影響について後方散乱光の角度分布の点から検討した.次に指尖の光散乱についての測定結果を示した.ここでは,紙数の関係で可視光に限って説明した.また蛍光を利用した測定やレーザーには触れなかったが,これらの今後の発展が期待されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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