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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻11号

1988年10月発行

文献概要

けんさ質問箱

血清分離の際の凝固促進剤の影響

著者: 赤尾昌文1 藤巻道男1 M生

所属機関: 1東京医大臨床病理

ページ範囲:P.1302 - P.1303

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問 ヘパリン療法のとき,何十分〜何時間とたたないと血液が完全に凝固せず,不十分な凝固状態で血清分離を行うとフィブリンの析出があるので,自動分析機で測定する場合,いつ障害が起きるか不安です.この際,トロンビンなどの凝固促進剤を添加して血清分離を行い測定してもよいのでしょうか.また,これによって影響を受ける検査項目があればお教えください. (兵庫・M生)
答 全血から血清と血餅成分に分離する操作は,検査前の作業として不可欠なものであり,しかも検体の増加の著しい現在,血清分離作業の簡略化,迅速化,省力化が必要とされ,種々の血清分離剤が利用されるようになっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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