文献詳細
文献概要
病気のはなし
MCTD(Mixed connective tissue disease)
著者: 橋本博史1
所属機関: 1順天堂大学医学部膠原病内科
ページ範囲:P.1320 - P.1325
文献購入ページに移動サマリー
MCTDは,SLE,PSS,PM・DMなど二つ以上の膠原病の併存を思わせる臨床像と,血清中にnRNP抗体高値陽性を特徴とする膠原病である.その原因は不明であるが,その発症のレトロウイルス感染の関与を示唆する報告がみられる.MCTDは,通常,ステロイドによく反応し予後良好であるが,その予後は前景に立つ病態によるところが大きく,特に肺高血圧症は主たる死因となる.
MCTDは,SLE,PSS,PM・DMなど二つ以上の膠原病の併存を思わせる臨床像と,血清中にnRNP抗体高値陽性を特徴とする膠原病である.その原因は不明であるが,その発症のレトロウイルス感染の関与を示唆する報告がみられる.MCTDは,通常,ステロイドによく反応し予後良好であるが,その予後は前景に立つ病態によるところが大きく,特に肺高血圧症は主たる死因となる.
掲載誌情報