文献詳細
文献概要
検査法の基礎理論
胆汁培養
著者: 品川長夫1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1332 - P.1337
文献購入ページに移動サマリー
胆汁より細菌が分離されても,これを直ちに胆道感染症ということはできない.しかし,ここに胆汁うっ滞が生ずれば,胆道感染症として治療を開始しなければならないことが多い.胆道感染症の治療において胆汁培養は欠くことができないが,胆汁の採取から始まり感受性成績が出るまでにはいくつかの間題がある.検査上の問題をはじめとし,胆汁からの分離菌とその動向などについて臨床医としての立場から述べた.
胆汁より細菌が分離されても,これを直ちに胆道感染症ということはできない.しかし,ここに胆汁うっ滞が生ずれば,胆道感染症として治療を開始しなければならないことが多い.胆道感染症の治療において胆汁培養は欠くことができないが,胆汁の採取から始まり感受性成績が出るまでにはいくつかの間題がある.検査上の問題をはじめとし,胆汁からの分離菌とその動向などについて臨床医としての立場から述べた.
掲載誌情報